悪天候の中の・・・初！いぶすき菜の花マラソン。

「第３２回　いぶすき菜の花マラソン」

毎年この時期は仕事の繁忙期の真っ最中。
泊まりがけでないと参加不可能のレースの為に今まではエントリーは見送っていました。
しかしみんなの話を聞くうちにとても楽しそうでどうしても参加してみたくなり、エントリー。

でも１２月に走ったアオタイの後は案の定仕事が忙しくなり練習もままならない中での参加となってしまいました。

「タイムはどうでもよい」「楽しいレースの雰囲気を味わって自分も楽しく走れればそれでよし」というのが今回の目標です。


土曜日の仕事が終わり、すぐに列車で鹿児島入り。鹿児島市内の安ビジネスで一泊。
レース当日は直行バスで現地入り♪
体調もいいし、言うことなし。

会場で受付を済ませ、チームメイトを探すために外に・・・
と、雨がパラパラ。
えー！？雨は午後からの予報じゃなかったっけ？
残念なことに天気予報ははずれてしまいました。（別に誰が雨男ってわけでもないですが。）

外は雨の為、荷物置き場でもある体育館の中は大混雑！


そんな中でも国分で一緒に練習会をしたtanさんとFさんとも合流出来ました♪


http://mondo-kn.blog.so-net.ne.jp/2012-11-25

チームメイトとも会えました。
けど、集合写真を撮ったあと、気付けば既に誰もおらず。。。
ありゃー。みんなもうスタート地点に行っちゃったの？？

トイレを済ませ、テクテクとスタート地点に向かう。
外は冷たい雨です。大きなビニール袋を雨具にして被っていますが、腕は濡れますからやっぱり寒い。

と、途中で「ドン！」とスタートの花火の音。
まだスタート地点にもついてないんですけどぉ（笑）

スタート位置にはつきましたが大行列のずっと後方。何分待ってもまだまだ動き出さない。


隣りの男性と時間つぶしにあれやこれやとしばらく談笑。
そのうちゆっくりと動き出しました。
スタートゲートの菜の花レディ♪カメラ向けたら手を振ってくれました。


結局スタートゲートをくぐりぬけたのはスタートの合図から15分後でした。
でもこの辺りにおられた人たちはゆっくり歩いてでも完走、という方が多かったせいか、みんな歩き、または超スローペース。その上大混雑なので追い抜くに追い抜けない（汗）
そんな流れに翻弄され、キロ７分～８分で走るのがやっと。


あとで考えてみると、右へ左へ少しの隙間を縫ってジグザグに変な風に走ってたもんだからちょっと膝に負担がかかったのかもしれない・・・


道路わきには菜の花。さすが「菜の花マラソン」と言うだけはある。




元気な高校生たちの応援。


あぁ、大渋滞。この状態が10ｋｍ地点まで続くのであります。まったく自分のペースで走ることができません。


え！？６時間のペースランナーが前にいた。ってことは一体どんだけ後方からのスタートだったんだろう。


それにしてもこのコース、アップダウンがやたら多い。平坦な場所がないんじゃないかというくらいずっと登っているか下っているかです。

そして下ったところに池田湖。そう、あの「イッシー」で有名なあの池田湖です。
菜の花の黄色が素晴らしい！晴れてたらもっと良かったろうに・・・



残念ながらイッシーは天気が悪かったため見ることができませんでした（笑）



この写真を撮り終えてふと向きを変えると一台の自転車ボランティアのイケメンが。

おぉ！鹿児島のととろさんではないですか。

http://totolo.exblog.jp/

去年の鹿児島ツーリングでご一緒させてもらいましたね。

今回はAEDを担いでの自転車隊としてボランティア参加だそうです。
嬉しいですね～。


10ｋｍを過ぎて、膝の違和感に気付く。
どうも右の膝がヤバそうな感じ。
やはり最初のジグザグ走行がまずかったかな。
そしてアップダウンの下りも膝に負担を掛けてしまいます。
持ってくれればいいが・・・



この菜の花マラソン、何がいいかって、私設エイドがめちゃくちゃ多いのです。

もちろん運営が出している普通のエイドもありますが、個人や団体でそれぞれテントを張っていろんなものをふるまってくれているのです。
なんと素晴らしい！

バナナやらサツマイモやら頂きました。


開聞岳（かいもんだけ）と菜の花。


太鼓をたたいての応援もありがたいです。



はて？「茶ぶし」とは何ぞや？



飲んでみると、中にはたっぷりのかつお節の入った暖かいお味噌汁。美味し～～！


この辺りの郷土料理のようです。これは体が温まります。

イチゴを下さったところもありました。


他には豚汁をふるまっていたテントもたくさんありました。
本当は立ち寄りたかったのですが、なにせこの冷たい雨。その上風も強くなり恐ろしいほどの寒さに襲われます。
一度体を止めてテント前の行列に並んでしまったらもう走れなくなりそうな気がして泣く泣くパスしました。
あー、この悪天候が恨めしい・・・・

雨。雨。小雨。・・・また雨。そして強風。
体を止めると震えがやってきます。
エイドでバナナを食べたくても手がかじかんで皮がなかなか剥けません。

そして最後の上り坂。えっちらおっちら上っていると右後方から「カラカラ」と何かが転げる音がしてきました。
ふと見ると、自転車のホイル（リム）だけを棒で転がしながら（ほら、昔の遊びでありましたよね）走っているランナーさんがどんどん上ってきます。
そして歩いているランナーさんたちに「ほれ、頑張れ！」と声を掛けながら追い越していきます。


なんだかその姿が滑稽で思わず笑みが出て、元気が出ました。そしてその後を追いかけて最後の坂を登ることができました。
「ありがとうございます！おかげで元気が出ました」と言うと「そう言ってもらうと嬉しいですよ」とおっしゃられました。


そして３５キロのエイドでは空豆のスープ。これがまたおいしかった！



そしてやっとこさゴール出来ました。

記録は５時間を超えてしまいましたが、この悪天候、とにかく無事ゴール出来たことが嬉しかった。

でもホントにホッと一息付けたのはこの後ずぶぬれのウエアを脱いで着替えを済ませてから。
それまではずっと震えが止まりませんでした。
先に帰りついてたチームメイトからは「顔色悪い」と言われましたし（笑）


この一杯の温かいそばで生き返りました。



さて、このレース。
アップダウンがこれだけ多かったコースなのに、エイド以外では実はほぼ止まることなく走れました。
いつもフラットなアオタイのコースでは25ｋｍ辺りで歩きが入るのに。
特に上り坂ではペースは落とすものの意外と平気で登りきることができました。
実は坂道コースは嫌いじゃない、ということに今回気付いた気がします。


ですが翌日、筋肉痛に見舞われてしまいました（笑）
やはり練習不足はこんなところに影響が出てきますね。


参加された皆さん。
悪天候の中のレースでしたね。お疲れ様でした。
そしてそんな寒い雨の中でも頑張ってくれたボランティアや応援して下さった皆様には特に厚く御礼申し上げます。


きっと来年はいい景色を見ながら気持ちよく走れるよう期待しております。

来年こそは豚汁食べたーい！